【第93回】トランセスワークショップ「パーソナリティ」
2020年8月21日(金)

今回、第93回目も会場とオンラインのハイブリッド開催になりました。

テーマ:ナポレオン・ヒル成功の原則
「パーソナリティ(Pleasing Personality)」

人間関係は、人生においてもっとも重大な課題の一つです。

日々の生活において、また、仕事においても、人間関係がうまくいっているかどうかが、幸福度に大きく影響します。

お金があっても、体に不自由がなくても、希望の仕事をしていたとして、人間関係がよくないことで、憂鬱な日々になってしまうことがあります。

逆に、お金に苦労していても、病になってしまっても、失業してしまったとしても、豊かな人間関係が、その痛みを癒し、その苦痛を乗り越えていく原動力になることがあります。

目標達成や願望の実現においても、私たちが人生で望む結果や理想は、人と関わることを通してしか得ることができません。

なので、人からの理解や協力を得られ、豊かな人間関係を構築、維持するための、コミュニケーションスキルは、私たちの人生でもとても大きく、大切なスキルということになります。

ただ、この人間関係の構築のために、コミュニケーションのスキルを向上させようとしたときに、多くの人が逆に人間関係を難しくしてしまう努力をしがちです。

その努力とは、場当たり的なテクニックを学び、活用しようとする努力です。

例えば、話し方、聞き方、雑談力、相手の性格分析など。

私もこれらのテクニック自体をすべて否定するつもりはありませんし、時に有効なテクニックもあると思います。

しかし、まずこれらの多くのテクニックの根本にある考え方は、相手を操ることです。

「コミュニケーションスキル」などでネット検索すると、このようなテクニックが並びますので、コミュニケーションは人を操るテクニックが大切だと思ってしまう人が多くなるのも分かります。

雑談のコツ。

相手と呼吸やしぐさを合わせる。

オウム返しを繰り返えす。

イエスと言わせる質問を3回繰り返す。

考えているときの目線で相手を分析する。

話すペースを合わせる。

共通点を探してそれを話題にする。

などなど

このようなテクニックが時にうまくいくことがあるのかもしれませんし、提唱する講師が実際にうまくいったやり方なのでしょうから、使う人、使い方によっては、効果があるものだとは思います。

しかし、コミュニケーションで、このようなテクニックに依存して、人間関係で実際に継続して成功をしている人を知りません。

また、これらのテクニックを学んだあと、継続して活用し続けている人も知りません。
それは、結局うまくいかなかったからではないでしょうか。

人は報われることをしますので。

そもそも、私たちが豊かな人間関係のために相手に望むことはなんでしょう。

しぐさを合せてくれることでしょうか?

オウム返しをしてくれることでしょうか?

目線で価値観を探ってくれることでしょうか?

雑談のコツを心得ていることでしょうか?

話すペースを無理して合わせてくれることでしょうか?

本来、人間関係の基礎になるものは、お互いの「信頼関係」であるはずです。

そしてその信頼関係は、最新の心理テクニックで一朝一夕に築けるようなものではありません。

まず自分にしっかりとした軸を持ち、自分との約束を守り、自分に対する信頼を育てていること。

その上で、相手に対する継続した誠実さ、理解する努力、そして献身や奉仕の精神から生まれるものだと思います。

しかし、テクニックを意識すればするほど、相手への純粋な気持ちから意識が離れ、信頼関係を築くことが難しくなってしまいます。

まさに「策士策に溺れる」です。

ナポレオン・ヒル博士は、人から理解協力を得るための条件を教示していますが、その中心となるものは、自律、一貫性、誠実さ、プラスアルファの奉仕の精神です。

テクニックよりパーソナリティが重要で、やり方は「あり方」に劣後すると説いています。

無言のパーソナリティこそ雄弁にその人を語ります。

豊かな人間関係のために、まずパーソナリティ、すなわち、人間性・人格を磨く努力をする必要があります。

また、この努力に終わりはありません。

しかし、これは必ず報われる努力です。

今回のトランセスワークショップでは、ナポレオン・ヒル博士が成功の条件としてあげた、人に好かれるパーソナリティ(人間性・人格)について、ご参加の皆様と考察しました。

ゲスト講師:井上善勝さん

ナポレオン・ヒル財団アジア/太平洋本部認定インストラクター
ITコンサルタント

2014年フリーエンジニアとして独立。
東京博多間をヒッチハイク往復達成。その後、5000キロ以上をヒッチハイクで走破。
ジェームス・スキナーのライブセミナーでは、ボランティアスタッフのリーダーも務める。

<参加者の声>(一部)
とても楽しかったです。
パーソナリティを損なう25の習性にいくつかチェックが入っていたので、まずは、そこに気を付けて行きたいと思います。
ありがとうございました。
(Kさん)

今日はとても多くの学がありました
本日学んだことは、自分の生きたいように生きる。
自分自身の生き方、あり方について、改めて見つめ直す事が出き、とても良かったです。井上さんの話もとても分かりやすかったです!!
(Tさん)

かなり緊張している様に見受けられたヨシカツ先生でしたが、楽しかったです!
「パーソナリティを損なう25の習性」の逆にすればより良い人間関係が築けるかなと思いました。
新しい自分の自己紹介が面白かったです。
やっぱり直接参加は良いですね。
いつもありがとうございます。
(Mさん)

いつも素晴らしい場の提供、ありがとうございます。
パーソナリティアイデンティティを作る事で、イメージが描きやすくワクワクしました。
1ヶ月チャレンジする事で、来月、未来を更に良いものにできると思いました。
(河西さん)

毎回参加する度に、一つしっかりと学び、日々、実践できている実感があります。
嫌われるパーソナリティをさけ、自分がまわりの人にどう見られているかを意識し、新しいアイデンティティを持って1ヶ月間生きたいと思います。
毎回の開催ありがとうございます。
(大野さん)

本日学んだことは、自分は「~~である」と言う事を言いい続ける様にする。
きつい現状を前向きにとらえる様にする。
(武藤さん)

本日も貴重な学びをありがとうございます!!
本日学んだことは、マスターマインド!!!一人でやろうとしていたので、自分を過信せずに目標に向かってチャレンジします!!!
全体的に今日のパワポは文字が小さかったので、もう少し大き目で作成していただけると嬉しいです?
(澤田さん)

本日も、ありがとうございました。
自分のなりたい自分を明確にすることができました。
(長井さん)

参加すると、いつも勇気と元気をもらえます。いつもありがとうございます!
本日学んだことは、自分の人生のテーマを意識して生きること。
(村田さん)

いつも最後の質疑応答の尺があるのがとても良いと思うので、変わらずお願いします。
また、違う考えができる良い時間だった。
本日学んだことは、パーソナリティを活用して、人間関係の悩みを解決できる。
自分がしっくりくるキーワードが見つかった。
(Kさん)

いつも 楽しみにしています。
自分がどんな人に見られたいかを考えることにより、自分がなりたい自分を鮮明にイメージ出来てとても良かったです。
コロナ禍のためリアル参加を控えてしまっていますが、やはりリアルで参加したいです。
(酒井さん)

とても良かったです!
とても素晴らしい会で、すべて寄付なのに充実の内容で正直めちゃくちゃ驚きました。川口さんの貢献マインドを感じました。
3金を週1回にするなら、週金はいかがでしょうか?と思いついたので記載しておきます。ケーツー、誘ってくれてありがとう!参加してよかったです。思いがとても伝わってきました!私も追随できるよう成長していきますね。
本日学んだことは、相手に見せたい自分と相手から見られている自分との差がかなり少なくなっていて、とても驚きました。以前作ったアイデンティティと新たに作ったアイデンティティがかなり変化していて驚きました。今回のアイデンティティに沿って生活1カ月やってみます!
zoomでも参加させていただきありがとうございました。
(Tさん)

会場とオンラインのハイブリッド開催はチャレンジも多いですが、スタッフとのチームワークと皆様のご協力のもと、楽しく有意義な時間になりました。

次回第94回
2020年9月18日のテーマ:ナポレオン・ヒル成功の原則
「逆境と挫折からの利益」
(Learning from Adversity and Defeat)
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